東和薬品の吉田逸郎社長は、10日に開いた2026年3月期中間決算説明会で、安定供給体制強化を目的に、同業他社との協業に向けた交渉を進めていることを明らかにした。「協業はかなり確実に進んでおり、来年には一定の話ができると考えている」と述べ、来年に具体的になることを説明した。協業は従来の委受託関係とは異なり、品質管理・製造管理の基準を共有する新しい枠組みを検討しているという。
同社によると、10月に山形工場に導入した第3固形製剤設備の立ち上げを完了し、本格稼働によって来期には3工場合計で175億錠の生産能力を確保する見通し。限定出荷品は10月末時点で129品目まで減少し、通常出荷への移行が進んでいる現状も明かした。
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