メディフォードは、厚生労働省が推進する「創薬クラスターキャンパス整備事業(創薬支援施設整備事業)に申請し、7月30日に採択されたと、11日に発表した。同事業を通じ、「九州創薬支援クラスター/創薬イノベーションセンター」を整備することにより、同社は、九州地区の創薬エコシステムの拠点形 成に向け、域内外のアカデミアと連携し、スタートアップベンチャーを
九州地区jには、医薬品開発の学術的な基盤として、九州大学、長崎大学、熊本大学を中心とした体制(九州薬科学研究教育連合)が整備されていると共に、創薬スタートアップベンチャー企業が生まれる素地も形成されている。
同社は、熊本県宇土市に創薬ベンチャーセンターを保有しており、これまで医薬品開発候補化合物の効果や安全性の評価を中心に実施してきた。これらの実績を踏まえ、同施設を中心とした九州創薬支援クラスターを形成することにより、関連する大学や企業とのより強固なネットワークによる創薬エコシステムの構築を目指している。
同社が提案する「九州創薬支援クラスター/創薬イノベーションセンター」では、スタートアップベンチャーをはじめとする創薬を目指す企業に対して、▽候補薬を効率的かつ、特殊な条件での実験ができる環境の整備、および臨床試験につなげるための試験の信頼性が確保できる環境の提供▽九州地区の産官学と連携した創薬エコシステムの構築――を実施していく。
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