パソナグループは13日から、大阪・関西万博に民間パビリオン「PASONA NATUREVERSE」を出展すると発表した。同パビリオンの「からだゾーン」で、同グループと川崎重工業、シスメックス、メディカロイドは共同で、最先端のロボット技術による高い操作性で、患者への負担を限りなく少なくした低侵襲手術を実現する、手術支援ロボット「hinotori サージカルロボットシステム」を展示する。
メディカロイドは、川崎重工とシスメックスの共同出資で2013年に設立。医療現場でのロボット活用をマーケティングした結果、切開部を最小限にすることで患者への負担を軽減する低侵襲治療を実現するため、15年に手術支援ロボットの開発を開始。20年に日本で製造販売承認を泌尿器科領域で取得し、同年に第1症例を実施。以降、国内では消化器外科、婦人科、呼吸器外科にて保険適用を拡大、海外ではシンガポールおよびマレーシアの販売承認を取得し国内外の病院で導入を進めている。
同パビリオンでは、「からだ・こころ・きずな」をテーマに様々な展示を展開。「からだゾーン」の『未来の医療』エリアでは、最先端の医療機器や将来的な実用化を目指す未来の遠隔医療技術を展示し、テクノロジー革新がもたらす医療イノベーションを体感できる。
今回、同エリアに手術支援ロボット「hinotori」を展示することで、最先端ロボット技術の医療現場における未来の活用事例を世界に向けて発信していく。
同グループと3社は、この展示を通し、テクノロジーが一人ひとりのWell-beingを実現するために発展し、人とロボットが協調することで“真に豊かな生き方・働き方”が実現された「NATUREVERSE」の世界を提案していく。
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