日本盛は、スキンケアブランド「米ぬか美人」よりブランドの原点である洗顔料「米ぬか美人 洗粉(あらいこ)」を10月1日に新発売する。30包で税込の商品価格は2750円。同商品は、1987年に「米ぬか美人」ブランドとして最初に発売した顆粒タイプの洗顔料で、WEBサイトやSNSがなかった時代に酒販店の口コミをきっかけに評判が広がり、ブランドの礎を築いた商品となっている。今回、「あの粉洗顔をもう一度使いたい」という顧客からの声に応える形で復刻が実現。“記憶に残る使い心地”はそのままで、酒蔵ならではの発酵由来成分に加え、2種類の酵素、アミノ酸などを配合し、現代の技術を取り入れ、ライフスタイルや肌環境に合わせた処方へとパワーアップした。

同商品は、38年前にスタートしたスキンケアブランド「米ぬか美人」の原点として誕生。販売終了から15年以上が経った現在も「また使いたい」という声が絶えることなく寄せられているという。そうした中、復刻に踏み切った背景について同社は、“洗いすぎない洗顔”への関心の高まりや、ナチュラル志向・敏感肌への配慮といったニーズの広がりがあるとする。
必要なものを残し、不要なものだけをやさしく落とす“粉洗顔”というかたちは、現代のスキンケアが求める商品であるとの考え。また、香料・着色料・パラベン不使用、さらに1回使い切りの個包装といった処方や形状も今の時代が求める安心感や衛生面の向上につながるといった市場環境の変化も追い風となり、今回の復刻が実現した。
今回はただ復刻するだけではなく、成分を現代の技術と知見でパワーアップ。肌表面の汚れにアプローチする2種の酵素や酒蔵ならではの発酵由来成分、赤ぬか・白ぬか、ビタミンCなどを新配合し、うるおいを守りながらやさしく洗い上げられる使い心地に仕上げた。防腐剤(パラベン)・香料・着色料はすべて不使用で必要なものだけを選び抜いたやさしさを一番に考えた商品となっている。
また、「米ぬか美人」シリーズでは、酒造りの副産物である米ぬかを肌にやさしい自然素材として活用してきた。今回の復刻においてもその姿勢は変わらず、副産物の有効活用に加え、容器には持続可能な森林資源の保全に貢献するFSC認証紙を採用。1回使い切りの個包装で過剰使用や廃棄を減らし、SDGs目標12「つくる責任・つかう責任」への貢献を目指している。