◆大衆薬メーカー大手の大正製薬が、通信販売事業に乗り出した。専用サイトを設け、通販限定の商品をダイレクトに販売していく。その第一弾として、サプリメントを含めたスキンケアブランドを投入した
◆今までにも通販を手がける製薬企業はあった。最近では、9日に久光製薬が健康食品を主とした通販事業に参入したほか、家庭薬の老舗である養命酒製造も専用サイトを設け、4月から健康関連商品の通販事業をスタートさせるなど、今後も取り組む企業が増えそうな気配だ
◆各社が通販に参入する背景には、インターネットの普及もあるが、大衆薬が伸び悩んでいる反面、他の市場が堅調に推移していることが挙げられる。特定保健用食品、サプリメントを含めた機能性食品市場は2004年度で1・5兆円と、ドリンク剤を含めたOTC市場の1・2兆円を上回る
◆要は、こうした健康関連領域をいかに取り込むか。医薬品開発で培ったノウハウを生かし、エビデンスに裏打ちされた商品群で、美と健康へのニーズに挑む大衆薬各社。通販事業の成否が、成長の鍵を握る時代になった。
通販事業に期待が
2006年03月20日 (月)
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