マイボイスコムは、10回目となる『化粧品』に関するインターネット調査を実施し、このほど結果を公表した。それによると、スキンケア用品・化粧品の購入場所は「ドラッグストア」が使用者の6割強であること等が判明した。また、選ぶ際に安全性や環境配慮で重視することがある人は使用者の6割弱であることが分かった。
調査対象はマイボイスコムのアンケートモニターで、調査方法はインターネット調査(ネットリサーチ)。調査時期は2025年8月1日~8月7日で、回答者数は1万1684人。
主な調査結果をみると、普段、スキンケアを行っている人は6割弱で、女性では9割強となった。男性の場合、若年層で比率が高く、10~30代では5割前後、50~70代では3割前後となった。行っているスキンケア(複数回答)は、「保湿ケア」が44.3%、「UVケア」が24.8%、「ハンドケア」「美白ケア」が各1割強だった。
使用しているスキンケア用品・化粧品(複数回答)は、「洗顔料」が55.4%、「化粧水、ローション」が42.5%という状況。女性では「洗顔料」「化粧水、ローション」「メイク落とし」、男性では「洗顔料」「シェービング用品」「化粧水、ローション」が上位となった。
スキンケア用品・化粧品使用者の重視点(複数回答)は、「肌との相性」が57.2%、「使用感・使いごこち」が48.8%、「効能・効果」が45.5%。「インターネットの口コミ・評判」は女性若年層でやや高くなっていた。
スキンケア用品・化粧品使用者の情報源(複数回答)は、「店頭のPOP」「テレビ番組・CM」「製品のパッケージ」が2割前後という状況。過去調査と比べて、「テレビ番組・CM」が微減傾向だった。「ブランド・メーカーのWebサイト・アプリ」「商品比較サイト」は女性で比率が高く、男女差が大きくなっていた。女性10~30代では「SNS、YouTubeなど」「商品比較サイト」が上位2位。
スキンケア用品・化粧品使用者の購入場所(複数回答)は、「ドラッグストア」が61.9%、「インターネット通販」が34.5%、「スーパー」が14.9%だった。「インターネット通販」は女性で比率が高く、50~60代女性では各5割弱にのぼった。また、1ヶ月あたりの購入金額が4000円~1万円未満の層でも6割前後と高く、これらの層にとって最も多い購入場所となっていた。「ディスカウントストア」は女性10.20代で、「コンビニエンスストア」は男性10.20代で高い傾向となった。
スキンケア用品・化粧品使用者のうち、選ぶ際に安全性や環境配慮で重視することがある人は6割弱だった。女性で比率が高く、特に女性高年代層で顕著だった。重視すること(複数回答)は、「詰め替え・付け替え可能な容器」が23.0%、「合成香料・着色料が使われていない」が17.3%、「過剰包装がない、簡素なパッケージ」が15.1%だった。
「医療機器・化粧品」の記事に関するご意見・お問合せは下記へ。
担当者:河辺
E-mail:kawabe_s@yakuji.co.jp
TEL:03-3866-8499