塩野義製薬は21日、薬剤耐性菌に用いるグラム陰性菌感染症治療薬セフィデロコルに関する国際的後ろ向き観察研究「PROVE研究」の米国地域のデータ解析で、経験的知見に基づき原因菌同定前に同剤を早期に使用した患者の治療率は73.7%と高い傾向だったと発表した。
米国と欧州の1000人以上の患者を対象に、2020年11月から5年間のデータを解析。同剤を投与した米国の重傷患者508人の解析では、標準的治療が効果不十分または無効であることを確認後に代替的に同剤を使用した患者の治癒率は54.3%であったのに対し、早期投与群では73.7%と高かった。全体の臨床的治癒率は70.1%だった。
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