PHCホールディングスは12日、2026年3月期の第2四半期(2025年4月1日~9月30日)の決算を発表した。「売上収益」は前年同期比並みの1734億円(前年同期比-0.3%・-5億円)、「営業利益」は二桁増の104億円(前年同期比+12.7%・+12億円)となったものの、為替差損の発生により「親会社の所有者に帰属する利益」は前年同期比-47億円の-6億円となった。
売上収益は、為替影響や米国の市況停滞等の影響で診断・ライフサイエンスセグメント(D&LS)が減収するとともに糖尿病マネジメントセグメント(DM)における電子処方箋需要が減少したものの、DMにおける血糖値測定システム(BGM)やヘルスケアソリューションセグメント(HS)における電子カルテ・レセプト関連売上が伸長して前年並みの水準を確保した。また、営業利益は、利益率の高い先進国でBGMが好調だったことや単価向上効果等の貢献により二桁増を達成した。
2026年3月期の通期(2025年4月1日~2026年3月31日)の見通しは一部修正され、売上収益は3631億円で5月予測のまま据え置きだが、営業利益は200億円(従来予測174億円)に、税引き前利益は80億円(同122億円)に、親会社の所有者に帰属する利益は44億円(同74億円)に修正された。
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