
左から萩本仁CFO 鮫島光代表取締役CEO 大高康二郎経営管理部長
テルモは12日、東京・虎ノ門ヒルズの事務所での対面とオンラインで2026年3月期の第2四半期(2025年4月1日~9月30日)決算を発表した。北米を中心とした米州でのインターベンショナルシステムズやグローバルブラッドソリューションが牽引して売上収益は5349億円となり過去最高を達成。また、営業利益・調整後営業利益・当期利益も上期として過去最高益を記録し、売上収益・調整後営業利益の業績予想を上方修正した。
第2四半期の売上収益は5349億円(前年同期比5%増、為替影響除くと8%増)、営業利益は1010億円(同15%、18%)、調整後営業利益は1144億円(同10%、13%)、当期利益は769億円(前年同期比22%増)と上期として過去最高益となった。営業利益増減の内訳は、売上増による売上総利益の増加が182億円、売上総利益率効果/価格がカーディオバスキュラーの値上げ政策が想定以上に貢献した一方で関税影響によりそれが一部相殺されたことで42億円、一般管理費が事業拡大に伴う増加でマイナス108億円、研究開発費が前年比でやや減少の20億円、為替の影響がマイナス31億円などである。決算概要を説明したテルモ萩本仁CFOは「この勢いは、新年度も変わらない」としている。
2026年3月期の売上収益と調整後営業利益は以上のような好調さを反映して上方修正され、営業利益はOrganOxの買収費用やポートフォリオの継続的な見直しに伴う影響を反映して下方修正された。修正内容は下記のとおり。
売上収益:1兆500億円→1兆1080億円(前年度比7%増)
営業利益(%):1940億円(18.5%)→1815億円(16.4%)(前年度比15%増)
調整後営業利益(%):2140億円(20.4%)→2215億円(20.0%)(前年度比9%増)
当期利益:1430億円→1360億円(前年度比16%増)
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