ポーラ・オルビスホールディングスが運営するポーラ文化研究所では、設立の1970年代から生活者の化粧・美意識、そして生き方にスポットをあて、独自の視点で分析したレポートを継続的に公開している。今回は2015~2018、2022、2025年に「化粧行動・意識に関する実態調査」を実施し、レポートを発表。15~74歳の女性1800人を調査対象とし、スキンケア・メークの行動と意識の変化について分析を行った。
主な調査結果をみると、スキンケアを行っている人の割合は9割前後の高水準で推移していた。メークを行っている人の割合は15~18年では緩やかに増加、22年は18年より10ポイント減少となった。22、25年はほぼ横ばいだった。
スキンケアアイテム使用率における上位4アイテムの順位は変わらなかった。1位が「洗顔料」、2位が「化粧水」、3位が「クレンジング」、4位が「日焼け止め」となっている。
18年と比較して22年で使用率10ポイント以上減少、22年と比較して25年で増加しているメークアイテムは、「口紅」「リップグロス」「チークカラー」となった。
購入時参考情報源に関して、18、22、25年ともに、スキンケア・メーク化粧品購入時の参考情報源トップは「店頭の商品そのもの」だった。18年と比較して25年で特に増加した情報源は「SNS」と「動画コンテンツ」となっている。また、18、22、25年ともに、スキンケア・メーク化粧品購入経路トップは「ドラッグストア」となった。
メークを行っている人におけるメーク平均時間は増加傾向で、15年と比較して25年で2.64分(約2分38秒)増えている。若い年代で特に増えており、10代後半では15年と比較して25年で10.79分(約10分47秒)増加していた。
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