◆大阪大学の谷口和弘特任研究員が開発した「みみスイッチ」が注目されている。このユニークなスイッチは、耳の中の動きを赤外線センサーで検知するというもの
◆自分の耳の穴に人差し指を入れてみて、パクパク口を開けたり、ウインクしたり、舌を出せば、耳の穴の中が少し動くことがよく分かる。この外耳道の動きを応用したものが「みみスイッチ」で、ipodなどの音楽プレーヤーに用いれば、顔の動きで音量の上げ下げや曲のスタート、ストップなどの自由自在な操作が可能になる。カメラと連動して、にっこりと笑った時にシャッターが切れるという操作も実現できる
◆この研究成果は、医療や介護にも応用することができるという。例えば、補聴器にみみスイッチを組み込むことで、咀嚼動作や咳、くしゃみなどの常時計測が可能となる。そのデータをメールでオートマチックに遠隔地の家族や医療機関に送れば、食事などを通したユーザーの生活の乱れや、かぜを引いていないかなどが分かり、独り暮らしの老人の生活を見守る一助となる
◆このユニークな発明が、今後、様々な医療や介護に応用される日が来るのを期待したい。
「みみスイッチ」
2009年06月01日 (月)
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