
橋本理事長
NNFAジャパン(日本栄養・食品協会)は5月27日に年次総会を開き、新たな国際的活動を視野に入れ、組織名を「AIFN」〔アイファン:国際栄養食品協会(Association of International Foods & Nutrition)〕に変更した。また、AIFNの新会長に、米国業界団体のCRN(米国栄養評議会)/NPA(米国自然食品協会)理事のジョン・ベナード氏を選出した。橋本正史理事長と末木一夫専務理事は留任した。
AIFNでは新たな戦略として、サプリメントの経済的効果の算定を行うなど「健康経済理論(ヘルスGDP)」の提唱に加え、米国業界団体との協働活動を通して、サプリメントの普及活動を推進していくことにしている。
組織名変更と新体制に関して、橋本理事長は「ただ単に、サプリメントの有用性や安全性を伝えていくだけでなく、世界でどのような活動が行われているかなど、サプリメントをめぐる様々な情報を伝えていく責務があると思う」とし、「新体制で法制度の整備を含め、栄養補助食品市場を取り巻く課題に取り組んでいきたい」と話した。
新たな戦略として掲げた「ヘルスGDP」は、GDPから医療費の支出など病気による損失を差し引いたもの。橋本理事長は「ヘルスGDPを高めるためには、医療費等の削減は不可欠で、サプリメントの利用は病気になりにくくするための大切な手段の一つだ」と強調。サプリメントの利用でどれだけ医療費が削減されるかという、米国で行われた「ルーウェン研究」を紹介し、「新たな薬事政策理論として世界的に注目されている」とした。
また、サプリメントの普及・啓発を図るには、厚生労働省など関係省庁や、関連団体との連携も欠かせないとし、その一環として、日本統合医療学会(理事長渥美和彦氏)との協力体制を推進していく方針も明らかにした。