アルケアはこのほど、認知機能の低下により、記憶力・実行機能などに課題を抱える人たちへの理解を深めると共に、相手の状況を自分ごととして捉える視点を育むことを目的に、外部講師によるVRを用いた社内研修を実施した。また、この取り組みは思い込みや決めつけといった「見えない障壁」をなくすことの重要性についても取り上げた。
社内研修は、VRを活用した体験型プログラムを通じ、認知機能に課題を抱える方が日常の中で直面しやすい戸惑いや負担について、これまでとは異なる「当事者の視点」から考える機会となった。
体験後の共有セッションでは、参加した社員から「相手の立場に立って考えることの難しさと重要性を実感した」「日々のコミュニケーションにおいて、自分の言動が相手にどう受け取られるかを改めて意識したい」といった声が寄せられるなど、理解の深化に加え、行動変容につながる気づきが生まれた。
同研修は、目の前の人が抱える不便や不安に気づき、その言葉にならない想いに寄り添うことが、安心につながる関わり方であることを改めて実感する研修となった。
同社は、「ベストケア創造企業として健康で豊かな医療福祉社会を実現する」という企業ミッションのもと、障害の有無に関わらず誰もが健やかで自分らしく生きられる社会に向けた取り組みを行っている。その一環として、10月を「障害・疾患の理解を深める月間」と定め、障害を抱える社員自身が社員に向けて講演を行うなど、「心のバリアフリー」に向けた全社的な啓発活動を2022年から毎年実施している。
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