
新本社拠点の外観
富士フイルムは20日、同社の米国子会社で、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーであるFUJIFILM Cellular Dynamics(フジフイルム・セルラー・ダイナミクス), Inc.が、米国ウィスコンシン州マディソンにおいて建設を進めていた新本社拠点の開所式を、現地時間19日に実施したと発表した。
同拠点の開所により、候補物質の探索、薬効・薬理評価などの創薬研究で広く用いられるiPS細胞由来分化細胞の製造施設の面積を従来の4倍に拡大すると共に、細胞治療薬の生産プロセス開発用ラボを新たに増設した。
また、将来的な細胞治療薬の受託ニーズを見据え、治験薬製造から商業生産までの幅広い工程に対応できる拡張性を備えた施設設計とすることで、顧客からの要望に応じた柔軟な増強を実現している。これらの取り組みによって、新薬研究開発を進める製薬企業、研究機関、アカデミアからの高まる需要に応えていく。
フジフイルム・セルラー・ダイナミクスは、20年以上にわたりiPS細胞分野における技術および製品の発展に寄与してきた実績を有している。これまで培ってきた高度なiPS細胞関連技術を生かし、創薬支援用iPS細胞由来分化細胞の開発・製造に加え、細胞治療薬のプロセス開発や製造受託など、幅広いサービスを展開している。
今回の新拠点により、創薬支援用iPS細胞由来分化細胞の製造能力を大幅に強化するほか、同分野の研究開発や細胞治療薬のプロセス開発に対応する最先端のラボ設備を整備し、開発初期段階から顧客を支援していく。
また、同拠点をiPS細胞技術におけるイノベーションの中核拠点と位置づけ、創薬研究を支えるiPS細胞由来分化細胞の提供と、細胞治療薬の実用化を目指す顧客の創薬活動支援の両面から、幅広いニーズに対応していく。
富士フイルムグループは、写真フィルムで培った技術や知見を基盤に、バイオ・再生医療分野へと事業領域を拡大してきた。今後も、フジフイルム・セルラー・ダイナミクスを通じ、革新的な細胞技術と高品質な製品・サービスを提供することで事業成長を加速させると共に、医薬品産業のさらなる発展に取り組んでいく。
新拠点の設備は、創薬支援用iPS細動由来文化細胞の開発・製造設備、細胞治療薬の生産プロセス開発用のラボ施設からなっている。建設面積は約1万6000平方メートル。
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