厚生労働省は23日、2008年度保健・衛生行政業務報告の結果概況を発表し、08年度末現在の薬局数が5万3304カ所であることを明らかにした。前年度に比べて765カ所増えた[表(PDF)]
都道府県別にみると、最も薬局数が増えたのは、福岡の101カ所。逆に愛媛、千葉、和歌山、沖縄、高知、佐賀の6県は減少した。
また、人口10万対数は41・7で、前年度から0・6ポイント上昇。最も多いのは佐賀の61・6で、広島の56・5、山口の54・7、福岡の54・2、高知の50・3が続く。最も少ないのは福井の29・2で、次いで富山の32・7、埼玉の33・7、京都の33・9、石川の34・2が少ない。
このほか、特定疾患医療受給者の動向も公表。受給者証所持者数は64万7604人で前年度から3万2036人増加。人口10万対数は507・2で25・4増えた。
疾患別の受給者証の所持者総数は、潰瘍性大腸炎の10万4721人、パーキンソン病関連疾患の9万8356人、全身性エリテマトーデスの5万6272人、強皮症・皮膚筋炎・多発性筋炎の3万9970人、クローン病の2万9301人が多い。