
塩野義製薬は、第二次中期経営計画で重点領域とするメタボ対策に向け、OTC医薬品の血清高コレステロール改善薬「ローカスタ」を新発売した。
「ローカスタ」(カプセル剤)は、明治製薬から導入したもので、パンテチン、ソイステロール、天然型ビタミンEの三つの成分の働きにより、血中のコレステロールを改善し、手足の冷え、しびれといった末梢血行障害を緩和する。
パンテチンには、脂質代謝を改善し、血中の総コレステロールを減少させる働きがある。また、ソイステロールは、コレステロールの腸管からの吸収を阻害することで体外への排泄を促進。天然型ビタミンEは、血管に障害を与える過酸化脂質の増加を抑え、末梢の血行をよくする。
「ローカスタ」は、運動や食事といったコレステロールを下げる習慣にプラスすることで、生活習慣の改善をサポートし、QOLの向上に貢献するOTC薬として期待されている。
税込みメーカー希望小売価は、90カプセル2580円、180カプセル4780円。