ツムラライフサイエンス(社長古賀和則氏)は9月1日付で、社名を「バスクリン」に変更する。なお、6月開催予定の定時株主総会で、定款変更(商号変更)が承認されることが条件。同社は2006年10月、ツムラから家庭用品事業を承継・分社し、08年8月にはMEBO(経営者と従業員による企業買収)によって、ツムラグループから独立している。
主力商品のバスクリンが生誕80年を迎える節目の年に、社名を「バスクリン」とするが、同社では「これを機に従来の事業にとどまらず、“健やかで心地よい生活を提供”することを使命として、持てる資源の最大化を目指したい」としている。また、社名から「ツムラ」を外すことになるが、「ツムラの創業(1893年)以来の伝統をも承継した当社の経営理念が変わることはない」としている。