日本CRO協会は、13日に実施した第2回「日本CRO協会モニター教育研修修了認定試験」の結果を公表した。第2回試験は、協会に所属するモニター(CRA)675人が受験し、637人が合格した。これにより、第1回・第2回試験の合格者人数は合計2540人となり、協会に所属するモニターの約63%が教育研修修了認定を取得することになった。
第2回試験の平均点は95点。合格率は94・4%だった。協会の中村和男会長は、「今回の試験結果の分析からも、前回と同様の安定した傾向が読み取れ、CRO協会、協会加盟社の教育研修は一定の水準で実施され、その成果を上げつつあると感じている。さらに制度を発展させ、モニターの業務実施水準の向上に努めていきたい」と、コメントを発表した。
モニター教育研修修了認定試験は、指定の教育研修カリキュラムを修了した協会所属モニターを対象とした統一試験。CROとしてモニタリング業務を実施する上で、最低限のGCP上の知識習得・理解度を図るもの。協会では、将来的なモニターの資格認定制度の導入も見据え、さらに認定試験を発展、拡充させていきたい考えだ。