調剤薬局大手のアインファーマシーズ(札幌市、大谷喜一社長)が4月2日に、東京証券取引所第一部銘柄に指定される。昨年4月から、東証2部に上場していた。同社は2008年8月に、セブン&アイ・ホールディングスと資本・業務提携を行い、昨年は共同出資のドラッグ運営会社(セブンヘルスケア)を設立するなど、セブン&アイグループとの多角的な連携も展開中。
ジェネリック医薬品専門卸である子会社(ホールセールスターズ)を中心に、グループ調剤薬局におけるジェネリック医薬品の使用率向上にも取り組んでいる。1月末時点のグループ調剤薬局は387店舗、ドラッグストア店舗は47店舗で、10年4月期通期の連結業績予想は、売上高1270億円、営業利益61億5000万円、経常利益60億円、当期純利益29億円。
同社では、東証1部の銘柄指定が承認されたことについて「今後ともグループ一丸となって、調剤薬局及び都市型ドラッグストアの規模拡大を継続し、企業価値向上に努めていく」としている。