富士フイルムファーマは4月1日から営業を開始する。4月中に東邦薬品経由でジェネリック医薬品(GE薬)178品目を販売し、活動拠点を自宅(SOHO)とするMR30人体制で情報提供を進める。今後、大都市圏に営業所を設置し、早い時期に取扱製品300品目、MR150人体制に拡大していく方針だ。
GE薬事業の本格スタートを切る同社は、キョーリンリメディオ、陽進堂、辰巳化学、富士製薬工業など、国内GE薬メーカーからの導入品178品目を揃えた。4月中に東邦薬品経由で販売を開始し、2年程度で300品目に拡大させ、早期に売上高100億円を目指す。
営業体制としては、まず東京に本社、大阪に営業所の拠点を置いた。当面は、活動拠点を自宅(SOHO)とするMR30人で情報提供を進め、来年春には50人体制に拡大させる。その後も中途採用を進めることで、早期に150人体制を確立する。一方、営業拠点は、札幌、仙台、名古屋、福岡など大都市圏に設置する予定で、全国で販売をカバーできる体制とする。
さらに来年には、富士フイルムの独自のナノ技術を活用した自社製品として、高付加価値GE薬の上市を予定している。