
ドラッグ向けに開発した「ハイアミノ」
日水製薬は19日、滋養強壮ミニドリンク剤「ハイアミノ」(第3類医薬品)を、ドラッグストア向けの戦略商品として、今春以降に新発売すると発表した。近年、ウコン配合飲料が各種発売され、人気を集めているように、飲酒後のケア、肝臓へのケア意識が高まっており、薬系の店頭でも重要なカテゴリーになっていることから、特にドラッグストアの販路拡大を視野に開発した。
同社は、肝臓加水分解物(医薬品原料)の国内大手原料メーカーで、それを応用した数々の製品群を有する。新製品の「ハイアミノ」は、1本(30mL)中に、肝臓加水分解物600mgのほか、チアミン硝化物、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、必須アミノ酸のBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)などを配合し、滋養強壮、虚弱体質、肉体疲労・病中病後・胃腸障害などの際の栄養補給に効果を発揮する。税込み希望小売価格は10本3600円。
日水製薬では「今後、肝臓加水分解物やEPA、コラーゲンなど、グループ企業の天然原料を生かした商品を拡充し、ストアブランドとしての固定客の育成に注力して、営業展開していく」とすると共に、「薬局・薬店向けと同様に、ドラッグストア向け商品のラインナップの充実も図っていく」としている。「ハイアミノ」の売上目標については、2011年に1億円を見込んでいる。