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【厚労省】新薬12成分を薬価収載‐国内初のGLP-1アナログ製剤が登場

2010年6月3日 (木)

 厚生労働省は、新薬12成分29品目を、11日付で薬価基準に収載する。このうち内用が5成分11品目、注射が4成分11品目、外用が3成分7品目。2日の中央社会保険医療協議会で了承された。

 ロゼレム錠8mg(武田薬品)=ラメルテオンを有効成分とする不眠症治療薬。類似薬効比較方式Iを適用し、メラトニン受容体を刺激する新規作用機序を持ち、既存薬で認められる休薬後の不眠症状の増悪や、離脱症状の可能性が低いとされていることを評価し、有用性加算IIの5%をつけた。市場規模予測は初年度が6万人で13億円、ピーク時の10年目が140万人で312億円。

 リリカカプセル25mg同75mg同150mg(ファイザー)=プレガバリンを有効成分とする帯状疱疹後神経痛の治療薬。原価計算方式で算定し、営業利益率の上乗せはなかった。市場規模予測は初年度が4万人で31億円、ピーク時の10年目が11万人で84億円。

 ユニシア配合錠LD同HD(武田薬品)=有効成分としてカンデサルタンシレキセチルとアムロジピンベシル酸塩を配合した降圧剤で、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)と、カルシウム拮抗薬の配合剤としては国内3番目。類似薬効比較方式Iの内用配合剤特例を適用し、自社のARB「ブロプレス錠」と同額を算定した。市場規模予測は初年度が6万人で32億円、ピーク時の5年目が104万人で571億円。

 ネシーナ錠6・25mg同12・5mg同25mg(武田薬品)=アログリプチン安息香酸塩を有効成分とし、2型糖尿病を治療するDPP‐4阻害薬。類似薬効比較方式Iで算定した。市場規模予測は初年度が2万人で15億円、ピーク時の10年目が87万人で633億円。

 メタクト配合錠LD同HD(武田薬品)=有効成分として、ピオグリタゾン塩酸塩とメトホルミン塩酸塩を配合した2型糖尿病治療薬。類似薬効比較方式Iの内用配合剤特例を適用し、自社のピオグリタゾン「アクトス錠」と同額を算定した。市場規模は初年度が3万人で11億円、ピーク時の5年目が20万人で83億円。

 ビクトーザ皮下注18mg(ノボノルディスクファーマ)=有効成分はリラグルチド(遺伝子組み換え)で、2型糖尿病を治療する国内初のGLP‐1アナログ製剤。原価計算方式で算定し、営業利益率について、企業から30%加算の要望が出たものの、上乗せはなかった。市場規模予測は初年度が1・6万人で7億円、ピーク時の4年目が10万人で173億円。

 ネスプ注射液10μg/1mLプラシリンジ同15μg/1mLプラシリンジ同20μg/1mLプラシリンジ同30μg/1mLプラシリンジ同40μg/1mLプラシリンジ同60μg/0・6mLプラシリンジ同120μg/0・6mLプラシリンジ同180μg/0・9mLプラシリンジ(協和発酵キリン)=ダルベポエチンアルファ(遺伝子組み換え)を有効成分とする腎性貧血治療薬。投与経路、効能、用量が新たな製剤であるため、既収載の静注用と同額を算定し、180μg/0・9mLプラシリンジのみ規格間調整とした。市場規模予測は初年度が13・5万人で494億円、ピーク時の10年目が18・5万人で664億円。

市場規模小さな医薬品も

 ベクティビックス点滴静注100mg(武田薬品)=パニツムマブ(遺伝子組み換え)を有効成分とする抗EGFR抗体薬で、KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌を効能・効果とする。類似薬効比較方式Iで算定した。市場規模予測は初年度が2000人で48億円、ピーク時の10年目が1万0500人で374億円。

 ソリリス点滴静注300mg(アレクシオンファーマ)=エクリズマブ(遺伝子組み換え)を有効成分とし、発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制を効能・効果とする。原価計算方式を適用し、対象患者が少ないことを考慮し、流通経費率を低めに調整して算定した。市場規模予測は初年度が100人で15億円、ピーク時の10年目が440人で197億円。

 コソプト配合点眼液(万有製薬)=ドルゾラミド塩酸塩とチモロールマレイン酸塩を配合剤とする、緑内障と高眼圧症の治療薬。類似薬効比較方式Iで算定した。市場規模予測は初年度が4万人で26億円、ピーク時の10年目が19万人で153億円。

 デュオトラバ配合点眼液(日本アルコン)=トラボプロストとチモロールマレイン酸塩を有効成分とする緑内障、高眼圧症の治療薬。類似薬効比較方式Iで算定した。市場規模予測は初年度が6000人で4億円、ピーク時の10年目が8万3000人で56億円。

 フェントステープ1mg同2mg同4mg同6mg同8mg(久光製薬)mgフェンタニルクエン酸塩を有効成分とする癌疼痛治療剤。同様のフェンタニル貼付剤であるデュロテップは3日間貼り続けるが、同剤は1日ごとに交換するため管理が簡単。類似薬効比較方式Iで算定した。市場規模予測は初年度が3万人で16億円、ピーク時の10年目が19万人で109億円。

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