◆8日に発足した民主、国民新両党による菅連立内閣。菅直人首相は財政再建と経済成長を両立させ、社会保障の強化に注力する考えを表明した。とりわけ、経済成長、社会保障の強化への取り組みは、医薬品産業や医療関係団体には関心事になるだろう
◆もう一つの関心事は、菅首相が小沢一郎前幹事長と距離を置く議員を主要ポストに起用、「脱小沢」を打ち出していること。これが本物ならば、7月の参院選で自民党推薦候補を組織代表とする方針を早々と決めるなど、従来からの自民支持路線を貫いたことで、「小沢前幹事長の影響を少なからず受けた」とされる日本薬剤師会にどのような風が吹くのか、気になるところだ
◆新たな内閣に対しては、期待と不安が入り交じるといった状況だろうが、ひとまずは「強い財政、強い経済、強い社会保障」にたどり着くまでの道筋をいち早く示すことが求められる
◆個人的には、「脱・官僚依存」を掲げた前政権と異なり、官僚との連携を打ち出したことに注目している。官僚との連携が十分にとれておらず、正確な情報が入ってこないという憂き目にあったからだ。
「強い財政、強い経済、強い社会保障」
2010年06月18日 (金)
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