◆11日に南アフリカでサッカーW杯が開幕した。4年に1度の開催で、その規模はオリンピックも凌ぐ、世界最大のスポーツイベントだ。19回目となる今大会は、初めてアフリカ大陸での開催となった
◆既に予選リーグの試合が始まっている。どの試合でも“ブブゼラ”という南アフリカの民族楽器の独特な音色が非常に目立っているが、よいプレーを目の当たりにした時の大歓声、少年たちの笑顔、大人たちの熱狂などは今までの大会と何ら変わらない
◆しかし、開催国となった南アフリカは、貧困、格差、エイズなど様々な問題を抱え、しかも、凶悪な犯罪が横行する世界一治安の悪い国といわれている。実際に、W杯を取材に訪れた各国の記者やチーム関係者などが、強盗などの被害に遭ったというニュースも複数流れた
◆それでも大会は進んでいき、試合は白熱さを増していくはずだ。そこには人々を惹きつけるサッカーの魅力がたくさん詰まっている。犯罪者をも熱狂的な観戦者や一サッカーファンに変え、犯罪発生が減少した――そう言われるような、アフリカ大陸初のW杯になってほしいと願っている。
アフリカ大陸初のサッカーW杯
2010年06月16日 (水)
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