◆製薬企業からCROへの臨床開発のアウトソーシングが進んでいるが、2008年のGCP改正で、国内でも第三者が治験薬を直接、医療機関へ配送することが認められた。既に、物流事業者数社が参入し、製薬企業に代わりサービスを提供している
◆治験に関する物流のアウトソーシングは、製薬企業にとって、二つの大きなメリットがある。一つがCRAの業務効率化。これまで医療機関に対し、治験薬を手渡ししていたCRAが、その作業から解放され、モニタリング業務に集中できる
◆もう一つが、治験コストの削減。国内の治験では、1施設の治験検体の回収・治験薬の配送を行うためだけに、物流業者を手配することが少なくない。その上、医療機関側の受け入れ体制の問題で、時間指定の回収・配送が多く、物流コストは海外の約10倍以上ともいわれる。物流事業者のネットワークを活用することで大幅なコスト低減ができる
◆「餅は餅屋」。物流効率化の先に、治験効率化がある。GCPに準拠した物流サービスを提供し、グローバル治験にも対応する物流事業者へのアウトソースを検討してみてはいかがか。
進む臨床開発のアウトソーシング
2010年06月23日 (水)
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