日本OTC医薬品協会は、OTC医薬品の正しい使い方や健康生活のアドバイスなどを解説した小冊子を毎年作成しているが、今年は「セルフメディケーションハンドブック2010」(B6版、カラー40ページ)として21万部を制作し、要望のあった都道府県の薬務課、保健所、消費生活センター、各地の薬剤師会などに配布を始めた(慶應義塾大学中島恵美教授の監修)
内容は、▽セルフメディケーションって何?▽OTC医薬品でセルフメディケーション▽薬の基礎知識▽家族で考える薬の上手な使い方▽薬といつまでもよい関係であるために‐‐の各章で構成され、医薬品の剤形ごとの特徴や服薬時に注意したい点、薬ののみ合わせや食品との組み合わせ、症状に応じた適切な薬の選択の仕方、検診結果の見方、かかりつけの薬剤師を持って上手に薬を買うことなど、セルフメディケーションを実践するためのポイントを解説した。
前年に比べ、親子を描いたイラストや構成内容を刷新し、子どもや高齢者を含め、家族で確認しやすいように工夫している。ハンドブックの内容は、ホームページ(http://www.jsmi.jp/)でも掲載しており、「わが家の薬箱、OTC医薬品記録表はダウンロードできる。ぜひ印刷して活用してもらえれば」(同協会)としている。