大塚製薬は今秋、栄養機能食品「ネイチャーメイド」シリーズのパッケージを、商品内容や摂取方法などをより分かりやすくした新デザインに改良した。同シリーズは、米国で店頭販売シェアNo.1の実績を持つサプリメントブランドで、新たに採用したデザインは、グローバルに「ネイチャーメイド」シリーズに使用されているもの。現在、新デザインの商品を順次出荷しており、近く新デザインに統一される予定。
「ネイチャーメイド」は1971年、サプリメント大国である米国で誕生し、現在では世界各国で販売されている。特に米国ではトップブランドであり、うち9種類の成分においては、米国の薬剤師に最も推奨されているという。日本では93年に大塚製薬が販売を開始し、その後は日常的なサプリメントの定着に伴って、現在は38種類55アイテムを展開している。
新デザインに改良する背景として、「国内市場におけるサプリメントの利用目的が多様化し、最近では商品内容や摂取方法について、より分かりやすさを求める声が高くなっている」(同社)ことがある。大塚製薬では、こうしたユーザーの声を受け、グローバルで使用されている、商品内容が一目で認識しやすいデザインに変更することとした。
新デザインの主な特徴は、各アイテムの形状(タブレット、ソフトジェルなど)を視覚的に簡単に区別できるようにすると共に、栄養成分表示をより大きな文字で表記した。さらに、1日の目安摂取量や目安消費日数をラベルの前面に大きく表示し、各アイテムの摂取方法が明確に分かるようにした。
このほか、管理栄養士が作成するヘルスレポートによって、自分に必要な栄養素のアドバイスなどが受けられる「サプリメントチェック」サイトのURLを、ラベルに表示した(http://naturemade.jp)。同サイトの表記を通じ、「多くの人々に活用してもらうことで、より健康な生活を送れるようサポートしていくのが目的」(同社)としている。