◆医師による向精神薬の過量処方や患者の過量服薬の防止に向け、厚生労働省の自殺・うつ病対策プロジェクトチームが9月にまとめた対応策では、薬剤師がキーパーソンに位置づけられた。半年ほど前には、チーム医療推進検討会の報告書を踏まえ、医師に対する処方提案、薬学的管理の実施など、薬剤師を積極的に活用することが可能な九つの業務が示されてもいる
◆どの事案からも、「薬剤師さんはこういう能力を持っているのだから、もう少しこの領域で活躍してみてはどうですか」という声が聞こえるということは気にかかる
◆多剤耐性アシネトバクターによる院内感染が世間を騒がせたことを受け、日本病院薬剤師会は会員に対し、院内感染対策に積極的に関わるよう求める文書を出した。しかし、以前から院内感染対策チームの一員として、病棟で活躍していた薬剤師はどれだけいたのだろう
◆今春の診療報酬改定では、DPC対象病院が出来高算定している「薬剤管理指導料」を機能評価係数に置き換え、病棟への薬剤師の配置を評価する提案は実現しなかった。評価してもらうには実績が必要ということか。
薬剤師がキーパーソン
2010年10月13日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
人事・組織
企画
寄稿