◆大阪府の麻薬事犯検挙数は全国に比べ高水準で推移しており、若年層の使用など社会問題化している大麻事犯に至っては、20歳代の若者層が約7割を占め、総数も増加傾向にあるという
◆この事態を憂い、大阪府薬剤師会は先月、よしもとクリエイティブ・エージェンシー協力のもと、ブログ「ダメゼッタイ・ネット」を立ち上げた。若手お笑い芸人4人組が、大麻撲滅キャンペーン隊(TBC)を結成し、直接、薬務課や街の薬局を訪問。そこでの様子を写真や文章で紹介し、薬物乱用防止啓発のメッセージを投げかけている
◆府も「麻薬・覚せい剤乱用防止運動」の一環として、来月14日には大阪大会を開催。大会では若者のメッカであるミナミ・アメリカ村を出発点に、「とんぼりリバーウォーク」沿いをパレードし、薬物乱用の現状の周知を図る
◆府薬の藤垣哲彦会長は、「若者への啓発活動をより効果的に実施していくには、教育指導・取り締まりといった観点ではなく、若者の共感を得られるような取り組みが必要」と訴える。こうした取り組みが、若者の薬物に対する正しい理解につながることを期待したい。
「ダメゼッタイ・ネット」
2010年10月15日 (金)
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