大塚製薬工場は、重炭酸リンゲル液「ビカネイト輸液500mL」を新発売した。
ビカネイト輸液は、体内でアルカリ化剤として働く「重炭酸イオン」が用いられた細胞外液補充液。手術時に低下するマグネシウム濃度を維持するため、マグネシウムイオンを配合した。大量出血や重傷熱傷などの患者に投与する際、速やかにアルカリ作用を示し、救命救急や手術時の体液管理に効果を発揮する。
また、炭酸ガスに対して高いバリア性を持った複合フィルムと、炭酸ガス濃度をモニターできるpHインジケーターを開発。ガスバリア性フィルムで容器を包装することで、重炭酸リンゲル液の安定性向上と品質の確認が可能になった。
なお、1Lは11月25日に発売する予定。薬価は、500mLが254円、1Lが491円。