
健栄製薬は、水を使わず、いつでもどこでも手の消毒ができる手ピカジェルに、持ち運びが便利な「おでかけホルダー付き手ピカジェル」を追加し、15日から限定発売(20万本)する。誕生石にちなんだ12色のカラーバリエーションでの展開で、外出先でもアルコールで手指消毒するという、新たな習慣を啓発していく。
今年は、昨年大流行した新型インフルエンザ(A/H1N1)に加え、季節性のA香港型とB型インフルエンザの流行が懸念されている。その日常的な予防法として、特に、抵抗力の低い乳幼児を抱える家庭では、母親の手を介した子どもへの接触感染対策が重要となっている。
そこで健栄製薬は、家庭内だけでなく、外出時の食事やオムツ替えなど、まめに手洗いができないシーンで、いつでもどこでも、もっと手軽にアルコール手指消毒をしてほしいと、「おでかけホルダー付き手ピカジェル」を開発した。乳幼児を抱える子育てママをメインターゲットに、「アルコール手指消毒剤の携帯使用習慣化」を啓発していくことにしている。
製品開発では、▽子育てママが持ち運びやすく利便性の高い設計▽楽しく選べて子どもを守ってくれると感じるデザイン――をポイントにしたほか、「子育てママ」による座談会を開き、消毒剤に対する声やホルダーに求める率直な意見もヒアリングし、製品化に生かした。
開発された「おでかけホルダー付き手ピカジェル」は、[1]バックやベビーカーなどいろいろなところに付けられる、6段階の長さ調節ホルダーストラップ[2]付けはずしが簡単なシンプル設計[3]キラキラのデザインでおしゃれに携帯できる[4]ホルダーの素材は子どもが引っ張っても切れにくいシリコン素材[5]あらいぐまの耳のような、子どもにも楽しい根付デザイン――などの特徴がある。
また、幸運を呼び込み、身を守ってくれるという言い伝えのある12色の誕生石カラーを採用。子どもや家族の誕生石など、好きな色を選べるようにした。
税込み希望小売価格は、60mL683円。

15日の発売に先立ち、1日には都内で発表会を開催。タレントの千秋さんが登場し、滝野六朗社長と共に「手洗い宣言」を実施したほか、トークセッションも行われた。
千秋さんは、「全国のお母さん方は私と同じように、いつもお子さんの健康を考えて過ごしていると思います。手ピカジェルは軽くて小さいので、バックに一つ忍ばせておけば、たくさんのバイ菌から子どもを守ることができると思います。これからは、手ピカジェルを必需品として持ち歩いてみてください。そして一緒に子育てを頑張りましょう」と呼びかけた。