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◆先月、ＦＤＡは喫煙による健康被害を伝えるため、汚れた肺や、子どもの受動喫煙を警告する写真などを載せた３６種類のタバコのパッケージデザインを考案した。来年６月までに９種類を選定し、２０１２年秋から米国内で販売するタバコのパッケージに表示を義務づける方針だ
◆新たなパッケージには、「喫煙はがんの原因になる」「喫煙はあなたを殺す可能性がある」という警告文を大きく明示。タバコの吸いすぎで汚れた肺や後退した歯茎などのショッキングな写真が、前と後ろの上半分に大きく配置される予定だ
◆商品のパッケージデザインは、その商品のイメージを向上させるためにデザインされているのが普通だが、顧客の買う意欲を萎えさせるパッケージを見るのは初めてで、何か違和感を感じる
◆日本では、増税による値上げにより、１０月のタバコ売上本数は６１億本（前年同月比約７割減）と過去最低を記録した。その要因は、買いだめの影響が大きいと推測される。実際に値上げを契機に、タバコをやめた人はどのくらいいるのか。やはり、タバコをやめるには、個々の強い意志がポイントになるだろう。