
共和薬品工業は10日、代表取締役社長の渡邉健二氏が6月1日付で取締役を退任し、新たな代表取締役社長として角田礼昭(つのだ・のりあき)氏が就任する役員人事を内定した。同日開催の株主総会と取締役会を経て正式に決定する。渡邉氏はシニアアドバイザー(顧問)に就く。
角田氏は、2004年から11年4月まで、透析医療分野のグローバルリーダーであるフレゼニウスメディカルケアの日本のグループ会社社長を務めた。また、アクセルリスアジア太平洋副社長兼日本法人社長、ビー・ブラウンジャパン社長などを歴任し、ヘルスケア業界で30年以上にわたって、営業を含む全般的な主導的立場や経営的立場を経験してきた。
電気通信大学を卒業後、アメリカサウスイーストミズーリ州立大学でMBAを取得している。現在55歳。
同社は、精神科領域に強みを持つ中堅ジェネリック(GE)医薬品メーカー。07年にインドのGE薬メーカー「ルピン」の買収を受け入れ、子会社となった。渡邉氏は常務取締役を経て06年から社長に就いていた。