
山村新社長
近江兄弟社は、株主総会および取締役会で、山村徹常務取締役営業本部長を社長に昇格する人事を決議した。伊藤康雅社長は退任した。
山村新社長は1985年に同社入社、東京営業所長、東日本営業部部長を経て、09年6月から取締役営業本部長、10年6月から常務取締役営業本部長を務めてきた。48歳。
同社は74年12月に業績不振で倒産したが、その後も薬用性を重視した親しみやすいスキンケア商品の開発・販売に注力し、リップケアからボディケアに至るトータルスキンケアの「メンターム」ブランドを確立し、今日に至っている。
今回の社長交代について、同社では「伊藤社長は倒産以来、会社の再建に尽力し、04年に取締役、09年からは社長として、長年にわたって社業の高揚に邁進してきた。このほど任期満了を機に、世代交代を図ることで、時代の変化に対応した体制によって、社業の新しい展開と一層の飛躍を期すため」としている。