社会が必要とするPSWを養成
独自の支援体制で国試合格率91%
高齢化時代を迎え、医療・福祉に関する制度改革は年々進み、医療現場では、一人ひとりの患者の症状に合わせて、様々な専門職が連携し、治療やリハビリテーションから在宅ケアまでをサポートする「チーム医療」の考え方が広がりを見せている。
神戸医療福祉専門学校は、チーム医療に必要な救急救命からリハビリテーションまで、特色ある11学科を中央校(介護福祉士科・鍼灸科・精神保健福祉士科)と三田校(理学療法士科・作業療法士科・言語聴覚士科・救急救命士科・義肢装具士科・義肢装具士科4年制・整形靴科・整形靴科1年制)に設置。充実した実習施設や設備を備え、時代のニーズに合った医療・福祉の現場で求められている人材を養成している。
リハビリテーションでは、専門職が連携するために、それぞれの立場からの意見を伝えることが必要になってくる。
同校では、リハビリ系学科(理学療法士科、作業療法士科、言語聴覚士科、義肢装具士科)を設置している強みを生かし、他のメディカルスタッフとの意見交換を通して、他職種と連携することの重要性を理解し、より良いリハビリテーションへのアプローチ力などを身につける。
また、最近は患者の様々なニーズに対応する専門職として、「精神保健福祉士」の役割が大きくなってきている。
「精神保健福祉士(PSW)」は、精神科病院やクリニック、福祉事務所、精神障害者社会復帰施設などで、心に病や障害を持つ人への社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、訓練そのほかの援助を行うための国家資格。住み慣れた地域の中で、日常生活がスムーズにできるように、保健福祉制度を活用し、専門的なサポートを行う。そのため、医学的知識や人の内面を思いやる心理的な知識など、幅広い専門知識と技術が必要とされる。
同校の精神保健福祉士科は、夜間1年制で国家試験に合格できる力を習得する。
2009年の国家試験合格率は91%と、全国平均(61・7%)を大きく上回っている。その高い合格率を支えるのが、独自の充実したバックアップ体制。
国家試験にポイントを絞ったカリキュラムでは、講義だけでなく、演習や実習を組み合わせて構成されている。インターネットを利用したe‐ラーニングも導入されていて、職場や自宅など場所を選ばずに学習することもできる。
授業時間以外にも「国家試験対策ゼミ」があり、出題傾向や対策などのサポートも万全。さらに、年2回実施される模擬試験で自分の実力を確認すると共に、弱点を洗い出し、国家試験合格を目指す。
また、就労支援施設や地域活動支援センターなどへの、アルバイト紹介制度があり、実際の現場で働きながら、障害を持つ人の社会参加を支援するなどの実践力を養う。希望者は、介護員養成研修を受講すれば、ホームヘルパー2級を取得することができる。精神保健福祉士と併せて取得することで、卒業後の活躍の場が大きく広がる。
神戸医療福祉専門学校
http://www.kmw.ac.jp/