厚生労働省の集計で、2010年度の麻疹・風疹の定期予防接種の実施率は、1歳児に対する第1期が95・6%、小学校入学1年前の概ね6歳児に対する第2期が92・2%だった。また、08年から5年間の時限措置として実施している中学1年生などを対象とした第3期は87・2%、高校3年生などを対象とした第4期は78・8%となっており、いずれも接種率に都道府県格差が見られた。
第1期は、対象者109万1342人のうち、混合ワクチンを104万3311人、麻疹単抗原ワクチンを213人、風疹単抗原ワクチンを158人が接種した。接種率は麻疹・風疹ともに、最高が徳島の99・6%、最低が奈良の91・3%だった。
第2期は、対象者111万0487人のうち、混合ワクチンを102万3566人、麻疹単抗原ワクチンを198人、風疹単抗原ワクチンを156人が接種した。接種率は麻疹・風疹ともに、最高が新潟の96・9%、最低の神奈川が88・4%だった。