◆6年制薬剤師が来春登場するのを前に、卒後の薬剤師研修に新たな、そして一歩踏み込んだ流れができつつあるかもしれない。日本薬剤師会が来年度から、オンライン方式で生涯学習ポートフォリオシステム(生涯学習記録)を稼働するという
◆薬剤師研修制度認証機構の内山充氏が日頃、ポートフォリオの作成によるCPD(Continuing Pro‐fessional Development )の概念を提唱し、その実践を呼びかけていたことであり、日薬がこれに呼応し、導き出した形といえる
◆CPDは、[1]自分の能力を判断[2]能力に応じた研修を計画[3]研修の実行[4]研修結果の評価――といった一連のサイクルからなり、継続的に能力を開発していくのが特徴だ
◆既に地方でも独自な取り組みも見られる。神奈川県薬剤師会では取り組みを開始し、茨城県薬剤師会でも来年から独自にデータベース化を進める。神奈川県薬独特の試行は別として、多くは座学中心。地域医療での活躍が求められる中、実務実習ではないが、今後は実践型学習がうまく取り込めればと願う。
生涯学習ポートフォリオシステム稼働で
2011年08月17日 (水)
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