
第一三共ヘルスケアは、総合感冒薬「ルル」ブランドの新製品として、4種の基準外成分を同時配合し、喉の痛み、鼻水、咳など様々なかぜ症状に優れた効き目を発揮する「新ルルAゴールドDX」(指定第2類医薬品)を22日に新発売する。
「ルルA」シリーズとしては、10年ぶりのバージョンアップとなる。既存品(新ルル‐A錠、新ルルAゴールド)に、効き目を高めた新処方品を加え、家族みんなで服用できる“家庭の常備薬”としてのルルAシリーズを前面に打ち出すと共に、今年で発売60年目を迎えた「ルル」ブランドの活性化にもつなげる。
同社の調査では、市販のかぜ薬を購入した人の6割近くが、常備薬として購入しており、特に「ルルA」シリーズは購入者だけでなく、配偶者や子ども・親など、家族みんなで使用しているケースが多かった。一方、家族の常備薬としての利便性を評価すると共に、喉の痛み、鼻水、咳といった“つらいかぜの3大症状”に対する確かな効き目を、常備薬に求める人も多かったという。
「新ルルA ゴールドDX」は、鼻水・鼻づまりに効くクレマスチンフマル酸塩、ベラドンナ総アルカロイドの2成分に、今回新たに優れた去痰作用のブロムヘキシン塩酸塩、喉の痛みに高い炎症効果のあるトラネキサム酸を、ルルAシリーズとして初めて配合した。これら4種の基準外成分の同時配合によって、かぜの様々な症状に優れた効果を発揮する。
7歳から服用でき、剤形は子どもから年配者まで服用しやすい小粒の糖衣錠と、粒子が細かくサッと溶けて苦味のない細粒の2タイプを揃え、幅広いニーズに対応する。税込み希望小売価格は、糖衣錠が30錠1050円、60錠1785円、90 錠2310円、細粒が10包1050円、20包1785円。
「ルル」ブランドでは、これまで若手人気プロゴルファーの石川遼をイメージキャラクターに起用してきたが、9月から放映予定の「新ルルAゴールドDX」のTVCMでも、引き続き石川遼を起用して製品訴求を行っていく計画。
「プレコール」からせき止めカプセル

22日には、1日2回服用の持続性が特徴の「プレコール」ブランドから、鎮咳去痰薬「プレコール持続性せき止めカプセル」(指定第2類医薬品)も発売する。速溶性と徐放性の顆粒を配合した“朝のめば夜まで効果が持続する”カプセル剤で、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物をはじめ、クロルフェニラミンマレイン酸塩、dl‐メチルエフェドリン塩酸塩、グアヤコールスルホン酸カリウムの、四つの有効成分を配合し、つらい咳や痰に効果を発揮する。
ノンカフェイン処方で、就寝前に服用しても眠りを妨げることが少ないのも特徴。成人(15歳以上)1回1カプセルを朝・夕の1日2回服用する。10カプセル入り、1575円。