【新製品】国内2番目のHPVワクチン「ガーダシル」新発売 MSD

2011年08月29日 (月)

 MSDは、4価H P V ワクチン「ガーダシル水性懸濁筋注、同シリンジ」(一般名:組み換え沈降4価HPV様粒子ワクチン)を新発売した。国内で発売される子宮頸癌予防ワクチンとしては、GSKの2価HPVワクチン「サーバリックス」に続き、2製品目の登場となる。

 ガーダシルは、米メルクが開発したHPV6、11、16、18型による感染を予防するワクチン。子宮頸癌や外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍の発症に関わるHPV16・18型のほか、尖圭コンジローマの発症原因の約9割を占めるHPV6・11型による感染も予防する。既に海外では、米国、メキシコ、豪州など世界124カ国・地域で承認されている。

 用法・用量は、9歳以上の女性に対して、1回0・5mLを合計3回、筋肉内に注射する。通常、2回目は初回接種の2カ月後、3回目は6カ月後に接種する。

 なお、9月には、厚生労働省の「平成23年度子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」の対象として、公費助成による接種がスタートする予定。具体的な実施の採否や助成の開始日については、各自治体で個別に決定される見通し。販売価格は、非公表。



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