
小笠原新社長
ロシュ・ダイアグノスティックスは5日、来年1月1日付で新社長に小笠原信AS事業部長が昇格するトップ人事を発表した。小川渉社長兼CEOは、同日付で退任する予定。
今回の社長交代について、同社は「小川氏から65歳で役職に一区切りをつけたいと申し出があり、豊富な海外経験とリーダーシップを持つ小笠原氏が、後任に最適と判断したため」と説明している。
新社長に就任する小笠原氏は、1965年生まれの46歳。89年3月に上智大学理工学部電気・電子工学科を卒業後、日商岩井(現双日)に入社。サンフランシスコ支店などを経て、2003年5月にジーンフロンティア代表取締役社長兼CEOに就任。08年1月からロシュ・ダイアグノスティックスAS事業部長を務めていた。
また同社は、小笠原氏の新社長就任に伴い、林修市取締役IVD事業本部長が副社長を兼務する役員人事も内定した。新たに副社長ポストを設置し、林氏が新社長の小笠原氏を支える体制を敷く。