TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【医療事故報告/年報】2010年は過去最多に‐事故報告が定着

2011年09月06日 (火)

 日本医療機能評価機構が医療事故情報収集等事業の2010年年報を発表した。昨年1年間の医療事故報告は、国公立病院や大学病院など報告義務のある医療機関から2182件、任意参加医療機関から521件の合計2703件あり、過去最多となった。同機構は「報告することが、事業開始後6年を経て次第に定着してきていることの現れ」としている。

 義務対象272医療機関の報告では、事故の当事者職種は医師1199人、歯科医師35人、看護師1498人、准看護師23人、薬剤師13人など。

 事故の概要は、療養上の世話が950件(全体の43・5%)で最も多く、以下、治療・処置の505件(23・1%)、ドレーン・チューブの175件(8・0%)、薬剤の139件(6・4%)と続く。

 事故の程度別に構成比を見ると、「障害なし」23・8%、障害残存の「可能性なし」27・6%、「可能性低い」26・8%、「可能性高い」10・3%、「死亡」8・3%だった。

 また、同事業ではヒヤリ・ハット事例も収集している。10年は529医療機関(病床数合計20万8609)から56万0024件の発生報告があった。

 内訳は、薬剤が18万6424件で最も多く、療養上の世話は12万7918件、ドレーン・チューブは9万0797件、検査は4万2417件だった。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術