【新製品】平均15秒で素早く検温‐わき専用の電子体温計 オムロンヘルスケア

2011年09月09日 (金)

 オムロンヘルスケアは、平均15秒で素早く検温できる、わき専用の電子体温計「オムロン電子体温計けんおんくんMC‐680」(以下、MC‐680)〔写真〕を、今月から新発売した。感温部(先端部)と、内部の高速応答センサが体温を素早く検知し、さらに検知した体温の変化データを、同社独自の分析・演算技術により高速演算処理することで、約10分後の体温(平衡温)を、平均15秒で予測して表示するスピード検温を実現した。

 同社では、約1000人に体温計購入に関する意識調査を行ったところ、購入者の注目点として、30%が「測定時間重視層」(0~4歳の子どもを持つ家庭に多い)、37%が「安心バランス層」(小学生を持つ家庭に多い)、21%が「使いやすさ重視層」、11%が「病院と同じ層」とに分類された。

 最近では、小さな子どもを持つ家庭を中心に、幅広い年代層で検温時間が短い予測式体温計の需要が高まっている。同社によると、ペンシルタイプの電子体温計の国内市場のうち、予測式体温計が占める割合は2010年度で約7割となり、5年前に比べて約10%拡大しているという。新発売の「MC‐680」は、平均15秒で検温できる予測式体温計で、測定時間と使いやすさを求める消費者のニーズに応えるもの。

 家族みんなが見やすい大型液晶表示で、検温終了を音と光ではっきり知らせてくれる。ブザー音は高音と低音を組み合わせ、高齢者にも聞き取りやすい音を採用。また、ブザーと同時に液晶画面の緑ランプが15回点滅し、検温終了を知らせる。先端が平らな独自のフラット感音部で、わきの下にしっかりフィットしてズレにくく、誰でも簡単に、より正確な検温ができる。

 電源はアルカリボタン電池LR41×2個で、保管や持ち運びに便利な収納ケース付き、税込み希望小売価格2625円。販売目標(1年後)は25万台。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術