◆ハンガリー政府が今月1日から、メタボ防止を目的に通称「ポテトチップス税」を導入した。課税対象は、袋入りスナック菓子、ケーキ、クッキー、清涼飲料水、栄養ドリンクなど、特に糖分や塩分の高い食品だ
◆税額は、1kg当たりポテトチップスが200フォリント(約80円)、アイスクリームやケーキ類が100フォリント、清涼飲料水が5フォリント上乗せされた。ハンガリーの国内メーカーと輸入業者が納税義務を負う
◆同税は、国民を健康被害から守ると共に、財政再建への寄与も期待され、年間7400万ユーロ(約81億2300万円)の税収アップを見込んでいる。その一方で、「外国企業の撤退」「国内の複数の食品工場閉鎖による多数の失業者の出現」「闇の食品ルート出現」などを懸念する声も少なくない。
◆「ポテトチップス税」の背景は、日本のタバコの値上げと似ている。だが、生活習慣の改善には国民個々の健康に対する強い意識が不可欠となる。税よりも、健康の重要性を訴求する施策を打ち出してほしいと思う。
「ポテトチップス税」
2011年09月26日 (月)
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