◆「シルバーウィーク」を過ぎ、あの残暑は嘘のようだ。本格的な秋、学会シーズンの到来だ。連休最中に日本緩和医療薬学会年会が開催され、医師の院内研修に薬剤師が参加するというユニークな取り組みが紹介された
◆藤田保健衛生大学病院では、医師に対する緩和ケア教育プログラムに“薬剤師枠”が設けられ、共に研修している。実は当初から看護師、作業療法士などの多職種が協力者として参加していた
◆日病薬を中心に、病棟常駐を想定したチーム医療推進を訴えてきた。が、“旧チーム”との関係で、難しい面もある。同院での取り組みは、共に学ぶことのなかった多職種が、互いにどう専門性を発揮すべきか、実践的な“間合い”を認識する上でもよい機会
◆いま薬大の中には“多職種”の寮生活でスタートする大学もある。学生には戻れないが、同院は開局薬剤師も受け入れる。在宅医療推進も念頭に、医療が複雑・高度化し続ける中、今後の研修では「チーム医療の実践」は大きな要件だ。記録に残るより、患者に役立つ研修を進めたい。
学会シーズンの到来
2011年09月28日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿