
塩野義製薬は、「ポポン」ブランドの新製品として、便秘がちな人向けにビタミン配合の整腸薬「ポポンVL整腸薬」(第3類医薬品)、急性鼻炎やアレルギー性鼻炎等によるくしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状を緩和する液体タイプの鼻炎用薬「パイロン99鼻炎内服液」(指定第2類医薬品)のOTC2製品を今月から新発売した。
「ポポンVL整腸薬」は、腸内環境を整えるビフィズス菌と2種類のラクトミン(ガッセリ菌、アシドフィルス菌)に、3種のビタミン( B2、B6、C)を配合した整腸薬。水なしで服用可能なチュアブル錠で、レモンヨーグルト味としている。ノンシュガーで、カロリーは成人1回量(3錠)当たり約1・3kcalと、カロリーを気にする女性も服用しやすい。税込み希望小売価格は90錠980円、240錠1980円。
同社が行ったインターネット調査では、20~50代が自覚しているお腹の症状としては「便秘になりやすい」という回答が最も多く、そのうちの6割強が便秘になりやすいことについて悩んでいた。今後は「ポポンVL整腸薬を毎日服用することで、腸内環境の改善を図り、便秘で悩んでいる人のQOL向上に役立ててもらうため、製品訴求に努めていく」(同社)とし、初年度売上目標を1億円としている。
「パイロン99鼻炎内服液」は、d‐クロルフェニラミンマレイン酸塩、塩酸プソイドエフェドリンをはじめとする5種類の有効成分を配合。急性鼻炎、副鼻腔炎または花粉、ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎の諸症状緩和に優れた効果を発揮する。
同社が10~50代の鼻炎薬使用者を対象に調査したところ、9割近く(87%)の人が外出時の急な鼻炎症状で困った経験を持っていた。同品は、携帯性に優れたスティック包装の液体タイプなので、必要な時にいつでもどこでも服用できる。
税込み希望小売価格は、6包898円。初年度売上目標は1億円。