◆薬局薬剤師にとって、今回の2012年度調剤報酬改定は、地域薬局として地域医療、在宅医療の推進の一翼を担うことを強く求めている。入院から在宅へという政策の一環だが、日薬の将来に向けた「決断」でもある
◆在宅患者訪問薬剤管理指導(料)の算定が伸び悩む中で、一部チェーン薬局は在宅部門の売上を伸ばす。相応の設備投資、人材育成と共に、ノウハウを生かしたシステム化・効率化を推進、さらには広域での事業展開を進めている。全て企業努力の成果だ
◆今回の改正では、小規模薬局が在宅に進出しやすくするため条件をいくつか整えた。加えて、設備の簡易化を認めた一方、算定要件に原則16kmという、患家までの距離制限を設置。“セントラル業務”モデルは修正が迫られよう
◆医療はビジネス面もあるが“地域医療”の充実には一定ルールは必須。地域で見守る観点からも当然。一方、一定の質を担保し、永続させるには「一定規模」は必要。“小規模”では自ずと限界がある。薬剤師会のビジョン、具体的支援策は必須だ。
地域医療の充実を
2012年02月15日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿