日本薬剤師会は25、26の両日、第78回臨時総会を開き、児玉孝会長を次期会長候補に選出した。3期目となる。信任された児玉会長は「オール薬剤師のために活動することが、国民のためになるとと信じてがんばりたい」と、オール薬剤師を活動の根幹に置くことを改めて強調した。
信任投票は代議員の提案により、反対者のみ起立する方法で行われた。その結果、起立少数で児玉氏が信任された。
投票に先立ちあいさつした児玉氏は、「薬局や病棟業務など、様々な場面での薬剤師活動に期待が寄せられている。これをさらに発展させようとすると、これまで以上の努力が必要で大変重い責任だ。社会保障制度改革や薬事法改正、6年制薬剤師誕生など課題の多いこの時期に、一歩間違えれば、これまでの努力が無駄になる恐れもある。だが将来を考えれば、オール薬剤師のために活動することが国民の利益につながると信じてがんばりたい」と抱負を述べた。