厚生労働省がまとめた昨秋シーズンに市町村が実施したポリオ予防接種結果によると、昨年9~12月の接種者は対象者82・5万人の75・6%に当たる62・4万人だった。通年実施の市町村を除いた集計。
ポリオワの予防接種をめぐっては、不活化ワクチンの導入を見越した接種控えが懸念されている。
昨秋の接種率の水準は例年春に比べて低いが、今回は昨春を7・9ポイント、一昨年秋を15・2ポイントそれぞれ下回る。
厚労省は今年秋シーズンに間に合うよう不活化ワクチンを導入すると共に、接種を控えないよう、乳幼児を持つ親の理解を求めていく方針だ。