佐藤製薬は、ビタミンB12主薬製剤「ユンケルB12アクティブ」(第3類医薬品)を新発売した。腰痛や神経痛など神経の痛みに効果を表すメコバラミン(活性型ビタミンB12)配合の「ユンケルB12」を好評発売中だが、つらい腰痛や肩こり・神経痛に悩みを持つ人々の強いニーズに応え、新たに軟骨の構成成分であるコンドロイチンを加えた新製品を投入し、ユンケルビタミン剤シリーズの拡充とブランド充実を図った。
厚生労働省の国民生活基礎調査(2010年)によると、男女ともに“自覚のある症状”として「腰痛」「肩こり」が上位に挙がっている。日々のハードワーク等によって筋肉が常に硬直した状態にある現代人は、末梢神経が損傷し、加齢と共に関節の軟骨成分が減っていくことで、腰痛や神経痛、肩こりなどに悩まされている人が増えている。
新製品の「ユンケルB12アクティブ」は、痛みの原因となっている“神経”と“軟骨”をダブルでケアできるのが特徴。人間の血液中に存在する活性型ビタミンB12のメコバラミンが、末梢神経に直接作用して神経機能を高め、神経痛や手足のしびれ、肩こり、腰痛に優れた効果を発揮する。そして、コンドロイチン硫酸エステルナトリウムが、水分や弾力性を保持する軟骨を補って、関節の動きをスムーズにさせることで痛みを取り除く。
このほか、末梢の血行を促進し、こりやしびれを改善する酢酸d‐α‐トコフェロール(ビタミンE)、代謝を促進するL‐アスパラギン酸マグネシウム・カリウムも配合しており、これらの有効成分が、つらい腰痛や神経痛等の症状に効果を発揮する。同社では「腰痛が気になる人で、入浴などで患部を温めても痛みが消えないという人に勧めたい製品」としている。
服用しやすい小型の錠剤で、成人(15歳以上)1回3錠を1日3回、食後に服用する。税込み希望小売価格は108錠3980円、225錠6980円。
ユンケルのビタミン剤シリーズは、腰痛や肩こり、眼精疲労に効果を表す「ユンケル1・6・12EX」や、ビタミンEC剤「ユンケルEC」「ユンケルECプラス」、女性に多い肩・首すじのこりや冷え、月経不順に効く「ユンケルEナトール」、更年期障害の人にお勧めの「ユンケルEチャージ」などに今回、新たに「ユンケルB12アクティブ」が加わり、ドリンク剤シリーズと合わせ、ユンケルブランドがさらに充実した。
滋養強壮ドリンクのユンケルについても、現在は約30品目と豊富なラインナップとなっており、特に今年は「ユンケル黄帝液」が発売45周年(1967年10月発売)となることから、同社では積極的な販促を展開していく計画。
2人のイチロー選手の絶妙なやりとりが話題のTVCMは、このほど第2弾となる「2人のイチロー・滋養強壮」編の全国放映を開始した。イチローによるユンケル服用シーンと、「投入してますか?ユンケル」というメッセージで、肉体疲労時の滋養強壮に「1日1本、ユンケルを服用すること」を訴求している。
今後は、TVCMと連動した販促ツールを使用した店頭展開や交通広告を展開し、「4月からの新生活、新社会人に向けてユンケルシリーズをアピールし、新規ユーザーの獲得を図りたい」(同社)とする。