“居宅指導”の事務負担軽減
サンケアタカサ(本社・長野県上田市)は介護保険請求会社であり、介護保険請求に関わるノウハウは豊富。そんな同社が、訪問指導を始める薬剤師の皆様を応援したい――との思いから開発したのが、居宅療養管理指導ソフト「薬だてさん(やくだてさん)」だ。「計画書を作るのがとても面倒、手間がかかる」という細かなユーザーの要望に対し、毎年改良を重ね、広く信頼を獲得している。
薬剤師による訪問服薬指導に対する社会的ニーズが高まる中で、居宅療養管理指導サービスの提供・運営には、煩雑な書類作成や複雑な介護保険の算定などに多くの時間と労力が割かれるというのが現状。
「薬だてさん」は、事務業務を簡単かつスピーディにこなし、薬剤師が本来の薬剤師職能を十分に発揮できるようサポートする。

特に帳票作成では[1]情報連動と書類の複写機能で簡単かつスピーディーに書類を作成[2]サンプル文書の引用でスピードアップ[3]薬歴に処方箋情報が取り込める[4]作成した報告書をそのままメール送信可能――が特徴。「有料老人ホームなど、ご利用者様の口座から一斉自動引き落としのためのデータ作りなど煩雑な処理にも対応」している。
直近の改良点としては、「計画書を一斉に複写する機能を付加した」こと。「毎月計画書を立てるのであれば、一斉に複写。微調整することで事務量軽減を図れる」と説明する。この計画書、いわゆるひな形というものはない。東京支社長の鎗田吉正氏は「千葉県庁の介護保険課担当官にチェックいただき、相応の計画書に仕上がっている。介護保険請求も含め9万9800円とコストパフォーマンスも高い」と質と価格に自信を見せる。
同社ではこれまで同ソフトに気軽に触れるチャンスとして、1カ月間の無料体験版を提供していたが、4月からは2カ月間に延長する。さらに、「電子薬歴と連携し、計画書作成の一層の簡素化を進め、今年中には発表したい」と、意欲を見せる。
サンケアタカサ
http://www.suncare.takasa.co.jp/products/yakudatesan/index.html